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[高温多湿な日本の気候に最適な「本物の木の家」の特徴]








        • 最近の木造ブームから、「木の家」が氾濫していますが、



      「本物の木の家」とは、工業製品でない、森の木を伐採して製材した「無垢材」を使った家のことをいいます。自然な心地良さにあふれ、時を経過して魅力を増す(経年美化)こそが、木の家の醍醐味ではないでしょうか。本物の木の家とは?本物の木の良さとはなんなのでしょうか?








      1. 追求してみましょう!








 


 



  1. *偽物の木の家とは?


本物があれば、偽物もあります。では偽物の木の家とは、見た目は自然素材に見えるが実は本物ではない材料を使った家のことを指します。最近では無垢材の良さが広まり人気が高まっていますが、注意が必要です。一見無垢材に見えるものの、無垢材本来の良さを感じることのできない木材もあります。。例えば、無垢のフローリングの良さは、その調湿効果にあります。しかし、中にはウレタン塗料を塗っている無垢フローリングもあります。ウレタン塗料を塗ることで、無垢の良さである調湿効果や夏のサラッと感、冬の温かみを感じることができなくなります。さらに、ウレタン塗料は国の基準であるF☆☆☆☆(Fフォースターき)をクリアしているものの、他の有害化学物質を含んでいる可能性もあります。本物の無垢材を見抜くには、多くの自然素材に触れ合い、信頼できる業者を見つけることが大切です。


※木の家の本物と偽物を見分けるポイント


1.材料の種類:本物の木の家は無垢材(無垢の木)を使用しています。触ってみて、木目や質感を感じることができます。一方、偽物は合板や人工材料を使っていることがあります。


2.フィトンチッドの有無:本物の木はフィトンチッドを発散します。フィトンチッドはリラックス効果や防カビ.防菌.防虫消臭効果を持っています。偽物はこれを持たないことが多いです。


注)フィトンチッドとは、植物が自己防衛のために発散する芳香で、森林の空気を浄化したり、食品の鮮度を保ったり、人のストレスを解消したりする効果があるとされています。


3.価格と耐久性::本物の木は高価ですが、耐久性があります。偽物は安価であることが多いですが、耐久性には限りがあります。


4.匂い:本物の木は特有の自然な匂いがあります。偽物は科学的な匂いがすることがあります。


これらのポイントを覚えて、木の家を選ぶ際に参考にしてください。


 



 


*本物の木は五感を癒します。


いい香り、優しい手触り、木肌の美しさや艶、足の裏の感触が柔らかい、音の響きがいい...など、本物の木には、人の五感を癒す作用があります。「本物の」とわざわざつけなければならないのは、最近は「本物でない木」、を材料とした木質系の工業製品でできた家も多いからです。木をスライスして化学糊で貼り合わせた「集成材」や「合板」は、ひとつひとつにクセのある木材と比べて均質で扱いやすいものとして工業化社会に受け入れられました。しかし、木質系の材料でつくった家は、本物の木で作った家の良さには、とても及びません。



 


*住めば住むほどよくなる(経年美化)


無垢の木の家の良さは「今だけ」のものではなく「時間が経つほどに深まる」ものです。建てて間もない真新しい木の家も明るく、清々しい感じがして良いものですが、長く住み続けるにつれ、木の肌合いや色艶が深くなり.より落ち着いた雰囲気や味わいを醸し出すようになります。現代の新築材の家だと、新築の時が頂点で、後は古びて貧相になっていく一方ですが、無垢の木の家はむしろ、年々その価値を増していきます。風雪に耐え、時代を生き抜いてきた古建築や古民家を見れば、自ずと分かることです.これが木の家の大きな魅力になっています。



 


*高温多湿な日本の気候に優しい「本物の木の家」


 


日本の住宅は「木」で作られています。技術や情報が発達した現代でも、マンションなどの集合住宅ではない、一戸建て住宅の約8割が木造建築で建てられています。なぜ日本では「木」を用いるのでしょうか?


1.材料の入手性::日本の国土の66%は森林であり、木材の確保に苦労しなかったことが理由です。また、木材は加工がしやすく、軽いため、古くから住宅の建材として利用されてきました。


2.高温多湿な夏に適応する木の家::日本の夏は非常に高温で湿度が高いです。木材は湿度を調整する性質を持っており、湿度60%の環境は人が快適に過ごせるだけでなく、カビやダニの発生を抑え、ハウスダストの中の空中浮遊箘や悪性のウィルスの発生も抑制してくれます。障子や襖に使われる「和紙」も湿度を調整し、快適な環境を提供します。


3.寒くて乾燥した冬に適応する木の家:木材は乾燥した環境では湿気を吐き出し、約60%の、人間が過ごしやすい湿度に調整してくれます。障子や襖の素材である「和紙」も同様の働きをします。


4.地震に適応する木の家::日本は地震が多い国であり、木材は地震の揺れに対して柔軟性を持ち、耐震性に優れています。


このように、日本の木の家は厳しい気候や地震に適応し、温もりと快適さを提供しています。



 


*古建築、古民家から学ぶ


法隆寺の伽藍、正倉院宝物殿、室生寺の五重塔といった日本が世界に誇る建築は、1000年以上にわたって朽ちることなく生き続けています。中世から今日まで300年、400年の歴史を刻んできたヨーロッパ各国の町並みにも木造建築の家並がいくつも残っています。私たちはこうした建造物から良質な木造住宅にとって欠かすことのできない要素を学びました。


日本、ヨーロッパの古民家に共通しているのは、その家に住まう家族にとって「家」が恵みを与える太陽、水、風の役割を果たしていることでした。柱や梁の風合いが飴色から柿渋色へと変化し艶光していく時間の経過とともに、家族と家の関係性も熟成されていくのです。我が家に対する愛着をはぐくむためには、古びていくほどに貫禄を増していく住まいの力強さ、つまり、構造体がしっかりしていることが何よりも大切であることを知りました。


私たちの使命


私が、古民家にこだわっているのは、不便な生活を強いられる、また、ユーザーに住むように押し付けて江戸時代の生活に戻るようなことではなく、古民家に活かされた様々な先人たちの知恵を学び、それを現代の生活の中に上手く取り込むことで持続可能な循環型の建築を取り戻すことなのではないでしょうか。私たちには、日本古来の技術と文化を未来の子供たちへ引き継ぐ使命があります。古民家のことを学び、そこに活かされた先人たちの技や考え方を、現代の住まいにも取り入れて活用することが必要なのではないでしょうか。


・私たちの心配


300年、400年経過した古民家の構造体はびくともしません.木は、伐採されて建材として使われてからも200年は、強度が上がり続けます.しかし、これは、木材は、生きているので、呼吸ができる環境を整えることが絶対に必要です.古建築や古民家の木表しの工法は、この条件を完全に満たしています.しかし、現代の木造建築は、せっかくの木材を、ビニールクロスなどで囲って隠してしまって、湿気がこもりやすく結露が起こりやすい環境を作ってしまっています.極端な言い方ですが、木材が、窒息状態になっています.これでは、新築時には、耐震等級3でも、10年後、20年後は、耐震等級3の性能を保っていますか?.心配です。



 


 


*株式会社明陽住建のこだわりの木の家づくり


1.耐震構造


家ごとに個別に行う詳細な構造計算「許容応力度計算」」を標準で採用。


・耐震等級3を標準としています。直下率60%以上を推奨しています。


2.「耐震+制震」を推奨


・制震金物「ガルコン」を採用


建物の傾きを軽減し損傷を少なくする。繰り返す地震に効果を発揮します。


3.高い断熱性


温熱等級5(UA値0.6以下)を標準。


夏は涼しく、冬は暖かい快適な空間を実現。もちろん、それ以上、6、7等級にも対応可(オプション)


4.無垢の木


無垢の木や自然素材にこだわり、調湿効果や香りによる癒し効果で、住みやすい家づくりを重視しています。


本当に住みやすい家とは、数値に現れないところにまで、こだわることが重要と考えています。



 


明陽住建は、木の特徴を活かした家づくりでお客様に安心と快適をお届けしています。


 


*このブログは、株式会社明陽住建 代表取締役 一級建築士 原田 明が書いています。


 


明陽住建の詳しいことはホームページにをご覧ください。


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