キッチンカウンターや洗面台など水回りに木を使う際の注意点3つ。
水に強い木材を使い、塗装などにも注意するのがよいでしょう。
基本的に無垢材は水には強くありません。
無垢材は、見た目も美しく、手触りがよかったり、調湿作用があることから、フローリングや壁、天井などにも人気の素材です。しかし、水にぬれるとシミになってしまったり、長く濡れたままでいると腐ったり傷んだりカビが生えたり、ということもありますので、水回りは避ける人も多いです。しかし、だからこそキッチンカウンターや洗面台などに使うと個性的で素敵な家になるため、あえて使うこともあります。そうしたときに注意点としては、どのようなものがあるでしょう。
注意点1. 水回りに向いている木材を使う
水回りに向いている木材は、あまり水を吸収しなかったり、水を弾いたり、水にぬれても衛生的に保つことができる木材です。ヒノキやヒバ、杉、サワラなどがこれにあたります。日本では昔からヒノキ風呂がありましたが、ヒノキは水に強いというよりも、抗菌作用があるため濡れた状態でも雑菌が繁殖しにくいというメリットがあります。木目も美しいので、キッチンカウンターなどに使うととても素敵でしょう。また、船の甲板で使われるチーク材なども水には強い素材ですから、キッチンや洗面所の雰囲気に合わせてそういった木材を使うのもおすすめです。
注意点2. 塗料を使う
水に強い木材を使うことも大切ですが、やはり塗料などを塗って表面を保護してあげるることも有効です。とはいえ、表面をコーティングでピカピカにしてしまったのでは、木の質感が失われてしまい、無垢材を使うリットがなくなってしまいますから、浸透系の塗料を塗ってシミを防ぎ、ワックスなどで仕上げるのがおすすめです。
注意点3. 日々のメンテナンス
いくら水に強い木を使い、塗料を塗っても、濡れた状態で放置していると、シミになったり木が傷んだりしてしまいます。普段から、濡れたらすぐに拭く、ということを習慣づけることで、無垢材でもかなりきれいな状態を保つことができます。
まとめ
基本的に無垢材は水には弱いので、比較的水に強い木を使い、塗料で保護をしても日々の扱いに気をつけないとシミになったりカビが生えたりしてしまいます。とはいえ、キッチンカウンターに無垢材というは素敵ですので、工夫をしながらぜひ使っていきましょう。毎日のちょっとしたお手入れできれいに保つことが出来るので、それほど心配することはありません。