囲炉裏(いろり)を楽しむ

2023/01/16

コロナ禍により、家で過ごす時間が増えました。おうち時間の楽しみ方として、自宅の庭やウッドデッキを利用してバーベキューを楽しむお家も増えているそうです。庭や場所が確保できる環境であれば良いのですが、限られた自宅の空間で家族と又は「ひとり呑み」を楽しむのであれば、炭火を眺めながらゆったりと落ち着いた時間を過ごすことができる「囲炉裏」があったら楽しいのでは...

囲炉裏(いろり)とは...伝統的な日本家屋などで、室内の床面を四角く切って設けられた炉のことをいいます。正方形あるいは長方形に床面を掘り下げ、灰を入れた中で灰や薪を燃やして使用します。暖炉や炊事が主な目的ですが、家族が集まるコミュニケーションの場所として古くから機能していました。

昔の家は悪く言えば隙間だらけなので換気の必要性はありませんでしたが、近年の家は気密性が高いため、室内では一酸化炭素中毒の心配があります。したがって、十分な換気設備による換気が必要になります。また、家の中で火を使う場合は、法的な縛りがでてきます。建築基準法では、薪ストーブ.暖炉.囲炉裏に関して、不燃材の内装仕上げに制限があります。そのため、新築の木造住宅の場合、囲炉裏を造ると火気使用室となり、台所同様の内装制限が適用されます。置き式の囲炉裏テーブル(移動できる囲炉裏)は、火鉢やカセットコンロと同じで、内装制限の対象外となります。

...薪ストーブや移動式囲炉裏は設置したことがありますが、本格的な囲炉裏はまだ計画したことがありません、今後、癒し、家族のコミュニケーションの空間として計画していけたら非常に面白く楽しいのでは...