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雨楽なな家...吹き抜けの広々とした土間と1段上がった和室.リビングの大空間が印象的な家でした。障子を取り払えば1つの空間に、障子を閉めればそれぞれ独立した部屋にもなる、季節や用途に合わせて使い分けられるフレキシブルな間取りです。

このような土間とリビングが一体となった「土間リビング」は、日本家屋の伝統的なスタイルでもあります。昔の広い土間は玄関としてだけでなく、かまど等の炊事場、農機具.漁具の手入れに使う作業場など、生活と密接に関係した空間でした。日本人のライフスタイルの変化に伴い徐々にコンパクトになっていきましたが、家の中にありながら外のようにも使える自由さが見直され、生活スペースにある広い土間がまた人気になっています。現在は、趣味のガレージやグリーンを育てるサンルーム、シュークローク.土間クローゼット等、大容量の収納スペースとして活用されることも多いようです。