木の家の外壁には、どのようなものが使用されますか?
外壁材としてはモルタルからサイディングに
主流が移りつつあるようです。
木の家で重視したいのが外壁材
木の家を建てる場合、特に重視する部分は「外壁」と答える人が少なくありません。
一方で外壁にはこだわらないという人もいますが、家の印象は外壁によるところが大きく、家全体を見渡すと一番目立つ部分です。適当に選ぶと出来上がってからイメージが違ったり、機能的にも満足がいかないものになってしまいます。
そのため、木の家を作るときは外壁の素材選びや色選びを慎重に行いたいところです。これは新築時の醍醐味といってもいいでしょう。
この記事では、サイディング・モルタル・ガルバリウムといった外壁塗装に使われる3つの素材のそれぞれの特徴についてご説明いたします。
サイディングは材質も種類も多い
外壁材に何を使うかは、そのまま家の機能に直結しますので、外壁の素材選びは重要です。
サイディングという素材はセメントを混ぜた材質で種類も多く、あらゆる雰囲気に対応できる点が大きな魅力となっています。
工場で大量に作られるので、ローコストな点もメリットと言えるでしょう。
板状のサイディングを外壁に並べていくので、職人の技術力に左右されない点も人件費を抑えて施工できるのです。
色やデザインも豊富で、自分で好きな色やデザインを簡単に見つけることができるのも大きな人気となっています。
モルタルの特徴や魅力は?
木の家の外壁材はモルタルが主流である、といった時代が長く続きました。
現在でもモルタルを外壁材として使用している木の家も少なくありません。
モルタルの特徴は、仕上げの種類の豊富さです。
モルタルを塗った外壁に、さらにどのような塗装を施すかで、全く違う雰囲気の外壁に仕上げることができるのです。
サイディングと違って左官職人の手作業による仕上げになるためコストが高くなりますが、デザインの自由度が高く和風洋風を問わず、あらゆるデザインの木の家にもマッチさせることができるのです。
これからの外壁の有力候補がガルバリウム
都会的なイメージを出してくれることで人気の外壁がガルバリウムです。
特殊なメッキを使用した金属製の外壁材ですが、木の家を問わず様々な様式の家にもモダンな雰囲気を醸し出すことができる外壁材です。
さらに、高い防水性と防食性・耐久性が大きな特徴となっており、長期に渡って美しいデザインを維持することができます。
また、細かいパーツに分かれていて継ぎ目ができないところが大きなメリットです。
バリエーションはあっても、デザイン性が高くないというデメリットが指摘されていますが、モダンで個性的な家造りを思考する際に選択されることの多い外壁材がガルバリウムなのです。
まとめ
木の家の中でも外壁は、外から見て一番目立つ部分で、言うなれば家の顔と言えます。
外壁の素材にもいろいろあり、コストの面やデザイン、さらには耐久性などからどれを選ぶか迷うかと思います。
ですが、自分がこれから住む家にどのような機能を持たせ、どのような雰囲気の家にしたいのかイメージがあれば、自ずと外壁材も決まってきます。
理想の木の家に合った外壁材を適切に選択したいものです。