無垢の家にオススメの屋根材にはどんなのがありますか?
屋根材にはいろいろな種類があります。
屋根材の種類
現在日本で使われている屋根材には、昔ながらの瓦のほか、ガルバリウム鋼板なども最近は人気があります。
どんな屋根にするかによって、家の見た目がずいぶん変わるだけでなく、メンテナンスの頻度や、保温性、耐震性なども変わってくるので、屋根材選びは重要です。
無垢の家にはどんな屋根がおすすめなのでしょうか。
昔ながらの瓦屋根
日本では昔から焼き物の瓦が屋根材として広く使われてきました。見た目に落ち着きがあるのも素敵です。この瓦は屋根材としては非常に優秀で、何十年も使うことの出来る丈夫さが魅力です。割れない限り耐久性にも問題がなく、瓦そのものに色がついているので、色落ちをすることもありません。築100年の古民家などでも瓦がしっかり現役で活躍しているのは素晴らしいことです。
以前は瓦のデメリットとして焼き物である瓦は1枚1枚が重たいので、屋根の総重量としてはかなりの重さになってしまい、地震の際に危険だと言われていました。しかし最近では、軽くて丈夫な瓦が普及しているので、耐震性についても心配はありません。
ガルバリウム鋼板
ガルバリウム鋼板も最近人気の屋根材で、優れた機能があるため無垢の家でもよく利用しています。
アルミニウム55%、亜鉛43%、シリコン1.6%からできており、非常に耐久性に優れており、しかも軽いので地震が起きても倒壊のリスクは少なくなります。また、太陽光の熱反射率が高いため、夏でも室内が熱くなりにくいなどのメリットもあります。断熱効果が高いのは、無垢の家の魅力でもあるので、ガルバリウム鋼板はそのコンセプトにも合った屋根だということも言えるでしょう。
シンプルでデザイン性も高く、スッキリした外観を好む人にも好評です。建築時のコストは多少高くなりますが、メンテナンスなどを含めると、トータルコストは高いとは言えないでしょう。
まとめ
屋根の種類は豊富ですが、無垢の家に使うのであれば、断熱性が高く、耐久性にも優れた瓦やガルバリウム鋼板がおすすめです。
最初の施工費が安いわけではありませんが、メンテナンスが楽で耐久性に優れているため、長い目で見ると安くつきます。また、断熱性が高いことが魅力の木の家には、断熱効果の高いこれらの屋根は機能的にもよく合います。
スッキリしたデザインが気に入ってガルバリウム鋼板を選ぶ人も少なくありません。