落書き、シミ、傷など、無垢フローリングの応急処置色々。
無垢フローリングは汚れやトラブルの種類に合わせた応急処置が大切
無垢フローリングは、種類によって仕上げが違いますが、オイル仕上げなどを行い表面に撥水性の塗膜のないものが大半です。そのため、水分などは吸収してしまい、汚れが染みになりやすいです。汚れたり染みがついたら、すぐに応急処置を行って、きれいな状態を維持しましょう。
ソースやケチャップをこぼした
ソースやケチャップなどをこぼしてしまった場合は、とにかくすぐにふき取ることが大切です。床の素材や色にもよりますが、すぐにふき取れば汚れが残らないことも少なくありません。時間が経ってしまうとシミになるので、その場合はメラミンスポンジなどで擦って、その部分に他の部分に使っているのと同じ床材用のオイルを刷り込みます。
マジックの汚れ
油性マジックがついてしまった場合は、拭いても取れないので擦って取り除く必要があります。メラミンスポンジで擦り、それでも取れなかったら、目の細かい紙やすりなどを使います。汚れが取れたらソースやケチャップの時同様、オイルを刷り込んでおきましょう。
オイルによっては、汚れ落とし用の専用オイルが売られているものもあります。小さなお子さんがいる場合などは、汚れることも想定してそうしたオイルを常備しておくと便利です。
傷・へこみ
無垢のフローリングの表面は柔らかいので、引っ掻いたり重たいものを落としたり、硬いものをぶつけたりすると傷やへこみができてしまうこともあります。
この場合は、その部分の表面を軽く削って水を染みこみやすくしたうえで、濡れ布巾を置き、その上からアイロンなどで熱を加えることで、軽い傷やへこみを直すことができます。深い傷は、やすりなどで擦って周りと馴染むようにするとわかりにくくなります。
削った後はオイルをすり込ませておきましょう。
テープの跡
意外と多いのが、リフォームなどで養生テープを直接貼ってしまい、剥がしたら跡が残ってしまった、というもの。
無垢材のフローリングメーカーは、養生テープを直接貼らないようにと説明書には記載しているのですが、知らずに貼ってしまう工務店も少なくありません。それを剥がすことで、表面の塗装が剥げてしまったり、毛羽立ちが生じてしまうのです。この場合は、その周辺を合わせて削り、境目がわからなくなったところでオイルなどを塗るしかありません。
まとめ
無垢フローリングの場合、水分や油分は染みこんでしまうため汚れが落ちにくいのは確かです。取れない汚れは基本的にはメラミンスポンジややすりなどで軽く削って表面をオイルで整えることできれいになります。