土地選びで悩む。大規模分譲地と小規模戸建てのメリットとデメリット、選ぶ基準は?
大規模分譲地にも、小規模戸建てにもメリット・デメリットはありますので、ライフスタイルに合わせて選ぶのがよいでしょう。
大規模分譲地か小規模戸建てにするか
住宅の土地を選ぶ際に迷うポイントのひとつが、大規模分譲地にするか小規模戸建てにするかということです。十数戸から、多いところでは数百戸にも及ぶ大規模分譲地もあれば、周囲の家とは関係なく土地を販売しているところもあります。どちらもメリット・デメリットがあるので、よく考えて決めるとよいでしょう。選ぶ基準は、やはりライフスタイルです。家族構成や、子供の年齢、通勤の手段など人によって違う点は多いので、自分にとってどちらが住みやすいかを考えて選ぶのがおすすめです。
大規模分譲地のメリット・デメリット
大規模分譲地のメリットは、「街」としてまとめて開発をおこなうことで、公園や道路なども含めて景観が整っていることがあげられます。すべての家の電線を地下に埋めて電柱のないスッキリとした街並みにしていたり、警備会社と提携して町全体の防犯を高めているなどの付加価値がある大規模分譲地も少なくありません。また、同じタイミングで引っ越してくる人が多いことから、地域の人との連帯感を持ちやすく、子供の歳が近かったりと、コミュニケーションがとりやすいのもメリットです。一方で、密なコミュニケーションから隣人トラブルになることもありますし、ある程度景観を揃えるために、家の外観などに制約がる場合もあります。また、大規模分譲地は広大な土地が必要なため、駅から遠い場所に作られることも少なくありません。
小規模戸建てのメリット・デメリット
小規模戸建ては、比較的周囲の家との距離感を持つことができるのがメリットでしょう。また、広い土地が必要なわけではないので、駅から近いところや、希望のエリアで探すことも可能です。周囲の家とは年齢層が違ったり、すでに出来上がっているコミュニティに入る難しさはありますが、一般的には人間関係はラクなことが多いとされています。デメリットとしては、街としての防犯設備やイベントがなかったり、付き合いが希薄で寂しかったりという点も挙げられます。
まとめ
家を建てる場合に重要になる立地ですが、大規模分譲地と小規模戸建てにはどちらもメリットとデメリットがあるので、ライフスタイルに合わせて選ぶとよいでしょう。きれいな景観で、近所の人とコミュニケーションを楽しみながら暮らしたいという場合は大規模分譲地がよいでしょうし、あまり周囲と関わらずに好きな場所で暮らしたいという場合は小規模戸建てにするのがよいかもしれません。