狭小地に木の家を建てる際のポイント5つ。
狭小地でも、工夫次第で快適な家になりますし、狭小地ならではのメリットもあります。
狭小地に家を建てるときのポイント
最近は狭小地に家を建てるケースも多くなっており、建て方次第では狭小地であっても十分快適な家を建てることが可能です。ここでは、狭小地に家を建てるときのポイントをご紹介しましょう。
お隣との距離に注意
狭小地に家を建てる場合はどうしても敷地いっぱいに家を建てたくなります。ただし、周囲の環境によっては、敷地のギリギリまで家を建てると、隣の家との間が狭くなりすぎて、エアコンの室外機を置きにくくなったり、生活音が気になったりすることもあるので、その点は注意が必要です。壁の遮音性を高めたり、エアコンの室外機を置くスペースを考えるなど、生活するようになって不便を感じることのないように、気を付けて設計するようにしましょう。木の家は比較的遮音性が高いので、その点では狭小地にも適していると言えます。
動線を工夫
限られたスペースを有効に使う必要がある狭小地では、できるだけ動線を工夫した家を建てることが必要です。たとえば、リビング階段にして廊下が必要ないようにしたり、朝家族が行き交うことの多いリビング・ダイニング・洗面所・トイレなどの動線は、人がぶつかることなく行き来できるように工夫しておくとよいでしょう。また、来客に家族のプライベートスペースが見えないようにしておくと、気を遣わずに過ごすことができます。
収納スペースを確保
部屋の広さを重視して収納スペースを減らすと、住むようになってからモノが溢れて、余計に部屋が狭くなってしまうこともよくあります。狭小地だからこそ、スッキリ暮らすために、収納スペースはしっかり確保するとよいでしょう。階段下や、ロフト、天井裏など、無駄なスペースを作らず、できるだけ収納にしてしまうのがおすすめです。
ロフトや地下室を活用
狭小住宅の場合は、縦のスペースをうまく使うことで、部屋に広がりを感じさせたり、効率よく空間を使うことができます。たとえば、1階と2階の間に中二階を設けたり、地下室や屋根裏部屋を作るのもよいでしょう。段差を作って、その下を収納スペースにする方法もあります。
建築規制に注意
地域によっては、建ぺい率や、建物の高さなどに制限がある場合もあります。制限いっぱいに建てたい狭小住宅の場合は、その土地ではどのような制限があるかを確認にしておくことも大切です。
まとめ
狭小住宅はどうしても土地は狭くなりますが、縦のスペースをうまく利用することで、快適な空間を作ることも可能です。木の家は、遮音性などにも優れているので、その点でも適しているといえるでしょう。