「無垢の床にしてよかった!」と思うシーンは?プロの目線からメリットを解説
目次
無垢の床材は、その美しさ、耐久性、そして自然な感触で多くのご家庭や建築家に愛されています。一見高価でメンテナンスが必要とされる無垢の床ですが、それ以上に魅力を感じて採用される方が多い素材です。
特に日本の湿度の高い夏や乾燥する冬の季節に、その真価が発揮されます。
今回は、無垢の床にして「よかった」と感じやすいシーンを中心に、プロの視点で見るメリットを4つに分けて詳しく解説します。

「無垢の床にしてよかった!」と感じるシーンは?
無垢の床は、一本の木から切り出した天然木をそのまま使用した床材のことです。木そのものの質感や風合いを楽しめるため、幅広い年齢層のお客様から愛されています。
そんな無垢の床を取り入れたお客様から「ここがよかった!」と言っていただけるメリットをご紹介します。
素足で歩いたときの心地よさ
朝起きてすぐやお風呂上がりなど、素足で過ごす時間が長いご家庭ほど、この心地よさを実感しやすくなります。
硬すぎない踏み心地のため、合成の硬いフローリングに比べて、転倒してしまったときの衝撃がやわらぎやすい傾向があります。
また、冬でも床が冷たく感じにくいことから、体が冷えにくい環境をつくりやすくなります。小さなお子様が床に座ったり寝転んだりする場面でも、安心して過ごしやすくなるでしょう。
時間が経つほど増す味わい
無垢の床は、使い始めてから少しずつ表情が変わっていきます。傷や色の変化も、住んでからの思い出として経年変化を楽しめるため、魅力に感じる方も多いです。日々の暮らしの中で付く小さな傷や、年月とともに深まる色合いは、合板フローリングにはない楽しみ方と言えるでしょう。
空間の雰囲気が落ち着くと感じたとき
木の質感は、インテリアに自然となじみ、空間全体を落ち着いた印象にしてくれます。
シンプルな内装でも温かみがあり、「家に帰るとホッとする」と感じられる空間になりやすいのも、無垢の床ならではです。
プロの目線で見る無垢の床(無垢フローリング)のメリット
1. 夏でもサラサラ、冬でも暖かい
無垢材は熱伝導率が非常に低いため、夏は涼しく冬は温かく感じられます。梅雨時や湿度の高い日でも、無垢材の床は足元を快適に保ち、ペタペタとした不快感を与えません。
2. 優れた調湿作用
無垢の床材は、その自然な調湿機能で知られています。木材は適度に湿気を吸収し、乾燥している時には湿気を放出することで、室内の湿度を自然に調整します。
これにより、夏はジメジメとした感じが少なく、冬は空気が乾燥しすぎるのを防ぎます。特に日本のような四季がはっきりしている国での生活に適しています。
3. 補修の容易さ
無垢の床は、適切なケアを施すことで簡単に補修が可能です。合板や他のフローリング材では補修が困難なへこみや傷も、オイル仕上げの無垢床であればサンドペーパーで磨いた後、同じ種類のオイルやワックスを塗ることで目立ちにくくできます。これにより、長期的に見ても経済的で、見た目も美しい床を保つことができます。
4. 本物の木の質感と美しさ
無垢の床は、見た目の美しさと触感が非常に優れています。本物の木の質感は、人造材料では決して再現できない温かみと自然な風合いを持っており、時間が経つにつれてさらに味わい深くなります。このため、インテリアとしての価値も高く、空間全体を豊かに演出します。
無垢の床はどんな暮らしの人に向いている?
無垢の床は、すべての方に万能な床材というわけではありません。だからこそ、事前に「どんな暮らしに向いているのか」を知っておくことが大切です。
たとえば、多少の傷や色の変化も「味わい」として楽しめる方や、住まいと一緒に年月を重ねていきたいと考える方には、無垢の床は非常に相性が良い素材です。日々の暮らしの中で床に触れる時間が長く、素足で過ごすことが多いご家庭ほど、その心地よさを実感しやすくなります。
一方で、常に均一で新品のような状態を保ちたい方や、メンテナンスの手間を極力かけたくない方には、合板フローリングの方が向いている場合もあります。無垢の床の特性を理解したうえで選ぶことが、満足度の高い家づくりにつながります。
無垢の床で後悔しないために知っておきたいこと
無垢の床は傷が付きやすい面もありますが、補修しやすいのも特徴です。完璧な状態を求めすぎず、メンテナンスも暮らしの一部として楽しむ、という考え方で定期的な点検をすると長く楽しんでいただけます。
また、無垢材には、柔らかい木・硬い木などさまざまな種類があります。ライフスタイルによって向き不向きがあるため、プロに相談しながら選ぶことが大切です。
長く愛される住まいづくりに無垢材を
無垢の床は、一年中快適な室内環境を提供し、その自然な美しさで住まいに豊かな雰囲気をもたらします。夏はサラサラとした感触で快適に過ごすことができ、冬は足元から暖かさを感じることができます。
機能性もありながら、本物の木の質感と経年変化を楽しむことができる無垢の床は、多くの家庭で選ばれる理由があります。
無垢の床を取り入れた家づくりにご興味のある方は、ぜひ一度明陽住建へご相談ください。
*このブログは、株式会社明陽住建 代表取締役 一級建築士 原田 明が書いています。
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