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【日本三大美林】青森ヒバ、木曽ヒノキ、秋田スギとは?それぞれの魅力をご紹介

日本列島は国土の約7割が森林という、世界でも珍しいほど山地の多い地形をしています。

山深い地域では未だ手付かずな原生林が残っていて、さらに林業が盛んであったことから植林も行われ、里山にはよく整備された森林が広がっています。

 

こうした日本の森林のなかでも、とりわけ景観が美しいものは美林と称されています。そのなかでも天然の森林を3つピックアップしたのが、日本三大美林とされる青森ヒバ・木曽ヒノキ・秋田スギです。

 

日本三大美林

青森ヒバ(津軽ヒバ)は日本固有の針葉樹

ヒバはアスナロの別名で、日本だけに自生する固有種の常緑針葉樹です。高さは10〜30mほど、幹の太さは直径90cmにもなることがあり、古来より建築材として重宝されてきました。

津軽ヒバと青森ヒバの違い

青森ヒバは津軽ヒバという名称の方がよく使われており、材木として林業に活用されるのは江戸時代の津軽藩による手厚い保護・造林施策した地域のヒバで、これが「津軽ヒバ」と呼ばれるものです。

同じ青森県でも南部藩(盛岡藩)側にもヒバ林はありますが、品質や歴史的背景からブランド材として認知されているのは津軽地方のヒバとなります。

殺菌力・耐湿性に優れたヒノキチオール

津軽ヒバの最大の特徴は、独自の成分「ヒノキチオール」を豊富に含んでいることです。土台や柱など、建築の重要な部分に使用されることが多く、古くから腐りにくい木として信頼されてきました。この成分には以下のような効果があります。

  • 高い殺菌作用

  • 防カビ性・防腐性

  • 耐湿性が高く、長持ちしやすい

木曽ヒノキは強度・耐久性に優れた針葉樹です

木曽ヒノキは香りがよく、強度・耐久性に優れ、寺社建築にも多く使われている高品質な木材です。

木曽川流域のうち上流にあたる長野県の木曽谷は、長大なV字谷上地形が続いています。

 

大部分が急峻な地形なので耕作には向きませんが、豊富な雨量と保水力の高い土地から針葉樹林が出来やすくなっています。江戸時代にはヒノキを中心とする林業が主要産業として発展して、尾張藩の保護政策のもと広大なヒノキ林が形成されてきました。こうした歴史が、現在の木曽ヒノキの価値を支えているのです。

秋田スギはゆっくり成長し、高い強度を誇ります

日本海側の気候と豊かな水資源に育まれた秋田県は、国内有数のスギの産地として知られています。

 

秋田スギのうち、三大美林として知られているのは天然秋田杉で、人の手がほとんど入らない環境でゆっくりと成長するため、年輪の幅が狭く(密度が高く)なり、材木としての強度を誇ります。また、木目の美しさから内装材としても高い人気があります。

 

土台に青森ヒバ、柱に木曽ヒノキ、梁に秋田スギ...三大ブランド材で雨楽な家造りたいです。...コストが.......

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