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畳の縁(ヘリ)


茶道、華道、香道、柔道、合気道。これらの「道」は日本古来の文化であり、清められた畳の上で礼節を守りつつ行われています。日本人と深い関わりのある畳だが、歴史を見ると、一般庶民が使うようになったのは江戸時代中期以降のことです。平安時代の「枕草子」に清涼殿の畳の描写があるが、貴族の住まいである寝殿造は板間が普通であり、そして畳は、寝具や座具でした。身分の高い人ほど座る畳も厚く広く、畳を重ねることもありました。身分を表す最たるものが畳の縁(へり)で、公卿は高麗縁、僧侶は紫縁、侍は黄縁というように、畳の縁は権力の象徴だったのです。好きな色を自由に選べる私たちには、想像もつかない重い歴史があったようです。





「畳の縁を踏むのは不作法」と茶道などで言われるが、畳の縁が身分を表し、ときには家紋が入れられていることや、絹や麻を植物染めした縁生地が弱いことを考慮して、縁を丁寧に扱う習慣が根付いたのではないかと思われます。





足袋(たび)が畳の縁を踏まずに行く衣(きぬ)ずれの音は、静けさと清らかさと色気が混じり合って、なぜか心をときめかせるものだったそうです。





...最近では、縁(へり)のない畳、琉球畳などの人気が高まって、縁のある畳はあまり使われなくなってきていますが...










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