バリアフリーの考え方
2021/06/14
一般的には、バリアフリーといえば、段差のない床と思いますよね。しかし、必ずしもすべてが平らであることが使いやすいとは限りません。あえて、高さをつくることで、楽に腰掛けられたり、会話や生活がスムーズになるのも、バリアフリーといえるのではないでしょうか。
例えば、子育てをするお母さんは、キッチンにいると、お子さんの姿が見えないことがあります。これは、視線のバリアフリーです。小さなお子さんのいる家の、こんな場合、は、キッチン前に小上がりの畳スペースを設ける..なんていうのはどうでしょう。畳でくつろぐ家族とカウンター越しに目線を交わしながら炊事仕事ができます。こうすれば、子供と目線が近い位置で料理ができて安心です、小上がりにいる家族と会話もはずみ、家事が楽しくなります。...
また、小上がりの高さを35㎝程度に設定すれば、高齢の方が小上がりの畳に座るのにも優しい設計になります。小上がりの下に収納を設ければそれだけで、収納力アップにつながります。
...何がなんでも、段差のない床にすれば、バリアフリーである。と四角四面に考えるのではなく、上記のように、段差をつけるetc...住まわれる方が使いやすいように柔軟に考えていくのが本当のバリアフリーの考え方なのでは...