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木の話(早材と晩材)

木の話しは奥が深いので、話し出すとキリがないくらいありますが、今まで私が聞いたり、調べたりしたことを少しずつ話していければと思っています...

木は春から夏にかけて成長する部分(早材)と夏から夏の終わりに成長する部分(晩材)があり、これが板では木目に丸太では年輪となって見えます。

早材はパイプの形が大きく、壁が薄く、穴が大きく、色が淡い一方、晩材は形が小さく、壁が厚く、穴が小さく、色が濃いのが特徴です。塗装の際は、早材は穴が大きいので晩材よりも塗料や着色剤がよく浸透します。

早材、晩材の影響で塗った塗膜が平滑になりにくく、塗膜研磨などで平らに仕上げても時間が経つと凹凸になりやすいことを「目やせ現象」と呼びます。一般の着色では、早材、晩材による浸透ムラが原因となり早材が濃く、晩材が淡く着色するので、自然の材色とは逆になります。

...早材、晩材は木材塗装に影響を及ぼします...早材、晩がおりなす木目をいかに美しく表現するかが重要なのでは...

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