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ロハス工学とロハスの家から学ぶ

建築士の定期講習を受けてきました。その中で、興味を持ったロハス工学とロハスの家について書きます。...
ロハス工学の象徴的な研究施設「ロハスの家」は持続可能性をテーマにした実験施設で、3.11に見舞われた福島県、またSDG sを強く推進する郡山市において、工学的側面から持続可能な社会における住環境のあり方を探していました。中でも、水の自立に着目した点に大きな特徴があり、ロハスの家3号では水自給のほか水の熱容量の大きさを活かした温熱操作に挑戦していました。それらは、2019年の水害により、研究途中での解体を余儀なくされましたが、想定外の災害に備えることもこれからの持続可能な社会の構築には必要だという教訓になりました。
ロハスの建築では、素材は重要な意味を持ち、建築空間の温熱環境的な側面の他に、地産地消による地域経済の活性化や持続可能性、また地球環境問題などにも影響します。それらすべてに深く影響する我が国に豊富な地域資源で、より利用が期待される「木」は、これからのロハスの建築として欠かせない視点です。また、大工不足も相そろって、在来工法のみならず、地場でパネル化した木パネルなどを用いて現場での大工仕事を軽減する仕組みづくりも重要な視点です。
ロハス工学が軌道に乗り始めた2011年3.11に見舞われた福島県では、木造仮設住宅が数多く建設されました。その後、10年が経過し、当初想定されていたその再利用の仕組みと実態に鑑みると、復興資源となる木造仮設住宅供給システムの可能性と課題が浮き彫りとなりました。特に、工法による再利用率のちがいは、建材のリユースの視点から取得可能性持続可能性に対する示畯を与えています。(建築士定期講習テキスト第12版より)




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