愛知県の気になる建築(IGアリーナ)
2025/06/09
こんにちは、今日は、名古屋市北区の名城公園北園に新たに誕生したIGアリーナについて書きたいと思います。隈研吾氏の監修と聞いていたので、工事中から気になっていたのですが...
このアリーナは、建築家.隈研吾氏がデザイン監修を手掛け、日建設計と竹中工務店が設計.施工を担当した、最大収容人数、1万7000人を誇る多目的施設です。
隈研吾氏の「柔らかい建築」が息づく空間
IGアリーナの外観は.金属やガラスを多用しながらも、どこか温かみを感じさせるデザインが特徴です。これは隈研吾氏が得意とする「やわらかい建築」の哲学が反映されており、硬質な素材を用いながらも、光や風、曲線を巧みに取り入れることで、人に寄り添う空間を創出しています。私たちのように「木」にこだわって家づくりをしている者にとって、隈研吾氏の建築は常に注目の的です。
隈研吾氏は「木を使った現代建築」の第一人者とも言える存在で、国立競技場をはじめ、自然素材を活かした空間設計に定評があります。IGアリーナでも、地元.愛知県産の木材をふんだんにつかい、外観から内装に至るまで、「都市と自然の融合」をテーマにしたデザインが展開されているそうです。写真で見る限り、アリーナの外装には木ルーバーがリズムよく並び、光と影の表情がとても美しい。内部も木の温もりを感じさせる造りになっていて、巨大な施設でありながら「包まれるような安心感」があるように見えます。
私も、車で通ったときに外観を見ただけなので、ちゃんと見にいき、その際には、以下のポイントをじっくり見てこようと思っています。
・外装の木材の使い方と施工精度
・自然光の取り入れ方と照明計画
・人の流れを意識した動線設計
・大規模空間でも「人に優しい」スケール感をどう保っているか
これらは、私たちが住宅設計においても大切にしていることです。もちろんスケールはまったく違いますが、空間づくりの哲学という点では通じるものがあります。
建築は「体験してこそ」
建築は、写真や映像で見るものと、実際にその場で空気を感じながら見るのとでは大きく違います。特に隈研吾氏のような「感覚に訴える」設計をされる建築家の作品は、体験してこそ本当の魅力がわかるものです。
...名古屋という地元にこうした素晴らしい建築が誕生したことは、私たちとしてもとても嬉しく思います。...皆様もぜひ一度訪れてみてください。...新しい発見があるのでは...