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じゅらく壁

平安時代の事典「倭名抄」によると、壁は「室の隔てで外から見えないようにするもの」とあります。代表的な日本壁である土壁は、仏教とともに上塗りの左官技術が伝わって定着しました。法隆寺金堂壁画の白壁にその例が見られます。土壁が多用され、上塗りに赤土、じゅらく土などの色土が用いられるようになるのは、安土桃山時代の草庵風茶室の成立以降で、江戸時代には、材料の改良や左官技術の発達により、一般家屋にも広まっていきました。

じゅらく壁は京壁

ともいわれ、和風の味わいに優れているため長く愛用されてきた塗壁で、京都西陣の聚楽第跡地付近から採取された最高級の色土を上塗りとして用いるのが本来の工法です。しかし、現在では他の土地の土を配合したものや、化学的に生産されたじゅらく土が多く販売されています。色調も褐色系に加えて、黄じゅらく、白じゅらく、京さび、宇治など和風の色が数種類揃い、部屋の雰囲気や好みに応じて選ぶことができます。雨楽な家は、漆喰壁が標準なので、じゅらく壁は、あまり使いません。最近は、床の間をつくる人が少なくなってきましたので、あまりやらなくなりましたが、前は、床の間の壁だけ、じゅらくにするということをよくやりました。

た。...いい感じでした...





た。

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