雨を楽しむ日本人
2024/08/26
- 日本には四季があり、それぞれの季節に独特の魅力があります。特に梅雨の季節は、雨が多く降る時期ですが、日本人はこの雨を楽しむ方法をたくさん持っています。雨は自然の象徴。雨の恵みで日本は稲作が栄え、世界一美味しい米を食べることができます。日本人は昔から色々な雨を楽しんできました。
「菜種梅雨(なたねつゆ)」3月下旬から4月にかけて菜の花が盛りの頃に降り続く雨。「春雨(しゅんう)」春降る雨。特に若葉の出る頃、静かに降る細かい雨。「桜雨(さくらあめ)」桜の花の咲く頃の雨。
「五月雨(さみだれ)」陰暦5月頃に降る長雨。
「梅雨(つゆ)」6月頃降り続く長雨。
「霧雨(きりさめ)」霧のように降る雨。
「小糠雨(こぬかあめ)」こまかい雨。
「時雨(しぐれ)」秋の末から冬のはじめ頃に降ったり止んだりする雨。
「氷雨(ひさめ'」夏のひょう。あられ.冬のみぞれ。みぞれに近いきわめて冷たい雨。「通り雨」ひとしきり降ってすぐに晴れ上がる雨。
「にわか雨」にわかに降ってきてすぐやむ雨。
「一雨(ひとあめ)」一度の降雨。ひとしきり降る雨。
「雷雨」雷鳴と共に降る雨。
「遣らず(やらず)の雨」人を帰さないためであるかのように降ってくる雨。
「夕立」夕方急に曇ってきて激しく降る大粒の雨。こんなに多くの名前の雨を楽しんでいるのは、地球上で日本だけでしょう。
...雨の日は、ただ憂鬱な日ではなく、楽しみ方次第で特別な時間に変えることができます。日本人は、雨の日を楽しむための工夫をたくさんもっており、その姿勢はとても素敵ですね....